ロリポップからConoHa WINGへ簡単引っ越し!初心者向けに手順を解説
※本ページはプロモーションが含まれています。ロリポップからConoHa WING(コノハウィング)への移行は、簡単移行機能を使えば短時間でWordPressサイトを引っ越し出来ますが…
もしサーバー引っ越しの際にデータが消えたら…。どの時間帯に作業すれば良いか分からない…
などなど、とくにレンタルサーバーの引っ越し自体が初めてだと慎重になりますよね。
今回は、実際にロリポップからConoHa WINGへ移行した私自身の経験も活かしながら、引っ越し前の注意点から手順について下記ポイントで解説していきます。
この記事の内容
- 引っ越し前の注意点と確認事項
- WordPressサイトの移行手順
- 移行後の必須設定
- 移行後のおすすめ設定
- ConoHaWINGを使用した感想
ConoHa WING移行作業の前に、先ずは注意点と準備事項を確認しておきましょう。
この記事の内容
ロリポップからConoHaWING引っ越し前の注意点
早速ロリポップからConoHa WINGへサーバーを引っ越し!…といきたい所ですが、その前に幾つか確認や準備しておきたい事が。
引っ越し前の準備や確認??やっぱりレンタルサーバーの引っ越しって大掛かりな作業なの?
引っ越し自体は簡単ですが、勢いで作業するとサイトの閲覧に支障や移行できない場合もあるので注意が必要です。
そんな主な確認事項や注意点は次の通りです。
- バックアップを取得
- 防犯系プラグインを一時停止
- 引っ越し期間に余裕を
- お勧めの移行時間帯
- ロリポップでの作業は基本不必要
- 旧サーバーデータは残しておく
上記について一つずつ見ていきましょう。
移行前にバックアップを取得
レンタルサーバー移行前に先ずやっておきたいのが、サイトデータのバックアップ。
サーバー移行の過程で万一データが消失した場合、すぐに復元できるようにバックアップデータを必ず保存しておきましょう。
とくにロリポップのスタンダードプラン以下だと自動バックアップ機能がないため、ご自身でWordPressサイトのバックアップを保存しておく必要があります。
セキュリティプラグインは一時停止【移行直前】
引っ越し直前の準備として、WordPressのセキュティー関係のプラグインは一時停止しておきましょう。
上記のプラグインが有効化状態だと、ConoHa WING側で上手く簡単移行出来ない場合があります。
念の為、ログイン時にニ段階認証など設定しているプラグインは停止しておくのが良いでしょう。
引っ越し期間は1週間余裕を持って
ConoHa WINGへのサーバー引っ越し期間は1週間程以上余裕を持って行うようにしましょう。
例えば、ロリポップのご契約満了日が月末であれば、その月の中旬位から作業に取り掛かるのがお勧めです。
レンタルサーバーの移行時は、「ネームサーバー(DNSサーバー)」というものを再設定する必要があり、この設定が完了しないと、サイトが正常に表示されなくなります。
このネームサーバーの反映には3日間〜1週間程時間を要する場合もあるので、引っ越し時は期間に余裕を持って行う必要があります。
もしロリポップのご契約期間を確認されていない方は、この機会に満了日がいつであるか確認しておきましょう。
引っ越しのお勧めの時間帯
レンタルサーバーのデータ移行の時間帯は、可能であれば閲覧者が少ない時間帯がおすすめです。
サーバー引っ越しの際のトラブル発生時を想定し、お昼や夕方などブラウザでの閲覧が多い時間帯は避けておきましょう。
とはいえ、それぞれ最適な時間帯があると思いますので、御無理のない範囲内で作業してくださいね!
移行後ロリポップ側のデータはすぐ消さない
ConoHa WINGへのデータ移行が完了しても、ロリポップ側のサイトデータは削除せず暫く残しておきましょう。
先ほど申し上げたように、ネームサーバーの設定が完全に浸透するまで、新サーバーと旧サーバーの重複する期間が僅かながら存在します。
移行後ロリポップ側のデータを削除すると、状況によってはサイトを閲覧出来ない場合もあります。
ロリポップからConoHa WINGの引っ越し手順
ここからはロリポップからConoHa WINGのレンタルサーバへの引っ越し手順について解説していきます!
大まかな手順としては次の通りです。
- ConoHa WINGへのお申込み
- 独自ドメインの設定
- WordPressサイトの引っ越し
- ネームサーバー(DNS)の変更
基本的にロリポップ側での操作は必要なく、ConoHa WINGとネームサーバー(ムームードメイン等)の設定がメインとなります。
それでは1つずつ説明していきますね。
1. ConoHa WINGへの新規お申込み
まずは新居となるConoHa WINGのレンタルサーバーの契約手続きを行いましょう。
最初にConoHa WING公式サイトから「お申し込み」を選択します。
左側の入力欄「初めてご利用の方」に、メールアドレスとパスワードを設定していきます。
次にご契約内容を設定します。今回は一例として料金タイプを「WINGパック」に指定し、契約期間を半年、プランはベーシックを選択しています。
3ヶ月以上の長期ご契約なら「WINGパック」のプラン選択がおすすめです。
同画面内にて「初期ドメイン」と「サーバー名」を設定します。独自ドメインの設定ではないので、認識しやすい好きな名称で問題ありません。
下記にWordPressのセットアップとテーマに関する設定がありますが、今回は利用しません。
入力が完了したら画面右側の「次へ」を選択し、次のステップに移りましょう。
続いて、お客様情報を入力します。必須項目は漏れると先に進めませんので、忘れずに入力して下さいね!
入力が完了して問題なければ「次へ」をクリックします。
次の画面にてSMS or 電話認証を行います。
SMS認証の場合、設定した電話番号にメッセージが送信されるので、認証コードを入力し「送信」をクリックします。
認証完了後、最後にお支払い方法を設定していきます。
下部にご契約内容が表示されているので、お支払い情報入力後問題なければ「お申し込み」をクリックします。
以上で、ConoHaWINGのレンタルサーバーご契約の部分のは完了です!
2. 独自ドメインを追加する
ConoHa WINGのサーバーお申し込みが完了したので、次に移行元サイトのドメインを追加します。
まず、コントロールパネル画面左側にある「サーバー管理」をクリックします。
現在管理しているドメインが表示されます。初期状態では、ご契約時に設定した「初期ドメイン」が表示されていると思います。
こちらの画面右上にある「+ドメイン」をクリックします。
ドメイン入力ボックスに、移行したいドメインを入力します。
入力後、無料独自SSLを「利用する」を選択し、最後に保存してください。
保存後、独自SSLに関するエラーメッセージが出ますが、後ほど改めて設定するのでこちらはご放念下さい。
これで独自ドメインの追加は完了です!
念の為、追加したドメインのステータスが「稼働中」になっているのを確認します。
3. WordPressサイトの簡単お引っ越し
独自ドメインの追加が完了したので、本丸であるWordPressサイトの引っ越し作業に取り掛かりましょう。
今回はConoHa WINGの「かんたん移行」でテスト移行の機能を使い、WordPressサイトを新居に移転させます。
テストをせずぶっつけ本番移行も可能ですが、念の為不具合がないかなど新居の居心地を確認するために行います。
先ずは、コントロールパネルから「サイト管理」をクリックします。
初期ドメインが表示されている場合は「切り替え」を押し、引っ越しさせたいドメインを選択します。
続いて、画面右上にある「+WordPress」ボタンをクリックします。
入力画面が表示されるので、移行元の情報やデータベース名など下記の要領で入力していきます。
移行元URL | 引っ越しさせたいURLを入力します。 |
---|---|
アクセス制限ユーザー名 | テスト公開時のサイトのアクセス制限に必要なユーザー名です。 |
アクセス制限パスワード | テスト公開時のサイトのアクセス制限に必要なパスワードです。 |
移行元ユーザー名 | WordPress管理画面へのログイン時のユーザー名です。 |
移行元パスワード | WordPress管理画面へのログイン時のユーザー名です。 |
データベース | データベース名・ユーザー名は任意のもので問題ありません。 パスワードはPHPMyAdminへのログイン時に必要になります。 |
入力後、保存をクリックするとテスト移行が開始されるので、ステータス部分が100%になるまで待機します。
移行時間はサイト規模により異なりますが、100記事程のサイトで3分前後といったところです!
サイトURLと管理画面URLから確認し、問題なければ「本番移行」をクリックします。
下記項目を入力し、保存をクリックして本番移行を開始させます。
www有無 | URLに「www」を付けるか否か選択します。 |
---|---|
ディレクトリ設定 | サブディレクトリの設定が出来ます。 必要ない場合は空欄でも問題ありません。 |
データベース | データベース名・ユーザー名は任意のもので問題ありません。 パスワードはPHPMyAdminへのログイン時に必要になります。 |
サイト設定内のステータスが「稼働中」であれば、かんたん移行は完了です!
なお、この時点でSSL有効化されていませんが、こちらは後程設定します。
4. ネームサーバー(DNSサーバー)の変更
サイトデータ自体の移行は完了したので、続いてドメインのネームサーバー(DNSサーバー)をConoHa WING向けに変更しましょう。
今回はムームードメインを参考にし解説していきますので、先ずはムームードメインのページを開きログインします。
コントロールパネルから「ネームサーバー設定変更」をクリックします。
取得したドメインが表示されるので、ネームサーバーを変更したいドメインを選択します。
続いて、「GMOペパボ以外 のネームサーバを使用する」のラジオボタンを選択し、下記をそれぞれ入力します。
ネームサーバー1 | ns-a1.conoha.io |
---|---|
ネームサーバー2 | ns-a2.conoha.io |
入力後、「ネームサーバ設定変更」をクリックして、ムームードメインでの作業は完了です!
独自SSLなどConoHa WING移行後の必須設定
ロリポップからの引っ越し作業お疲れ様でした!…と言いたいのですが、後少しだけ済ませておきたい作業があります。
引っ越しは終わったのに?まだ作業が残ってるの??( ;∀;)
引っ越し自体は完了しましたが、独自SSLの設定など重要かつ細かい設定が残っています(>_<)
主な作業内容としては下記の通りです。
- 無料独自SSLの設定
- WordPressサイトのURL修正
- メールの設定
それでは作業内容を見ていきましょう!
無料独自SSL設定【必須】
サイトデータの移行が完了したら、次に改めて無料独自SSLの設定を行います。
ドメイン追加時にエラー通知が表示されましたが、これはネームサーバーの設定が未完了であるという事情からです。
まず、ConoHa WINGから設定を済ませたいので、コントロールパネルの「サイトセキュリティ」を選択し、無料独自SSLの項目をクリックします。
利用設定を「ON」にします。暫くすると下部に「利用中」と表示されます。
続いて左側サブメニューの「サイト設定」を開き、ドメイン部分をクリックします。
かんたんSSL化にある「SSL有効化」をクリックして、独自SSL設定を反映させます。
ConoHa WING側での独自SSL有効化設定は以上となります!
URL確認・修正【必須】
続いて、WordPressサイトのURL(サイトアドレス)の確認と修正作業に移りましょう。
ConoHa WING側での独自SSL設定は完了しましたが、まだサイトは完全に対応出来ていません。
先ずは、WordPressサイトの管理画面にログインし、設定メニューから「一般」を開きます。
WordPressアドレスとサイトアドレスを確認し、httpとなっている場合はhttpsに修正します。
修正後、「変更を保存」をクリックすると自動的にログアウトされるので再ログインします。
トップページや記事ページなど確認し、全てのURLがhttps表示で、左横に鍵マークが付いていればOKです!
以上で、WordPressサイトの独自SSL化設定は完了となります。
メールアドレスの設定
独自ドメインでアドレスを設定している場合、移行後ConoHa WINGにて再設定する必要があります。
すぐに終わる作業なので、独自SSLの設定が完了した方はこちらも併せて済ませておきましょう!
まず、ConoHa WINGコントロールパネルの「メール管理」>「メール設定」から、画面右上の「+メールアドレス」を開きます。
アドレスとパスワード、及び容量を設定して保存をクリックして完了です。
ConoHaWINGでのメールアドレス設定は以上となります!一先ず、お疲れ様でした!
その他のConoHaWINGの設定【推奨】
データの引っ越しに纏わる必須作業は完了したので、ここからはサイトのパフォーマンスや編集に関わる設定です。
緊急ではないですがサイト運営に欠かせない要素なので、この機会に片付けておきましょう!
主な設定項目は次の通りです。
- キャッシュ関連の設定
- FTPアカウントの設定
いずれもコントロールパネルの「サイト管理」から設定できる内容です。
では、1つずつ説明していきますね。
コンテンツキャッシュで表示を高速化
ConoHa WINGの「コンテンツキャッシュ」機能を利用して、サイトの表示速度を高速化させることが可能です。
このコンテンツキャッシュは、サイト管理の「サイト設定」内メニューにある「応用設定」から変更できます。
応用設定選択後、「コンテンツキャッシュ」をクリックします。
利用設定右端にある「鉛筆」アイコンをクリックします。
利用設定右横のプルダウンメニューから選択し、内容に問題なければ保存をクリックします。
以上がコンテンツキャッシュの設定となります。
FTPアカウントの設定
テーマのカスタマイズ等、サーバーにファイルを直接アップロードしたい時にFTPアカウントを作成しておくと便利です。
ConoHa WINGでFTPアカウントを作成する場合は、まず、サイト管理の「FTP」を開きます。
画面右上の「+FTPアカウント」をクリック・展開させます。
FTP接続時に必要となるユーザー名とパスワード、及び接続可能なディレクトリを設定。
内容に問題なければ保存を押します。
以上で、FTPアカウントの作成は完了です!
ConoHaWINGのファイルマネージャーだけでなく、FTPソフトでもサーバーへの接続が可能となります。
実際にConoHa WINGへ移行した感想
補足としてロリポップからConoHa WINGへ実際に移行した私個人の感想について。
結論から言うと、私の場合はConoHa WING移行後「サーバー応答時間」の速度改善・安定がみられました。
全体的な表示・読込速度が劇的に上がった!…という訳ではないですが、初期スピードが上がっただけで感覚的には違います。
とくにスマートフォンで確認した時の違いは顕著でしたね。
ただ、利用中のWordPressテーマやサイト構成によって効果が期待出来ない場合もあるので、その辺はご注意くださいm(_ _)m
この記事のまとめ
以上、今回はロリポップからConoHaWINGへの引っ越し手順と注意点について解説いたしました!
ご覧のようにWordPressサイトであっても、簡易移行機能を利用すれば簡単かつ安全にデータを新サーバーへ移行出来ます。
ただ、前準備を怠って適当にすると思わぬトラブルに見舞われる事があるので、作業は慎重に。
現在ConoHaWINGのレンタルサーバーに乗り換えを検討中の方に少しでも参考になれば幸いです。