FTPソフトCyberduckでのWordPressテーマ更新手順【初心者向け】
※本ページはプロモーションが含まれています。WordPress(ワードプレス)のテーマのデザインを随時変更したい時に役立つのが、Cyberduck(サイバーダック)などFTPソフト。
専門的な知識は一切必要なく、手順さえ覚えれば容易にCSSやPHPファイルを都度アップロードできます。
今回はFTPソフトのCyberduckを例に挙げてWordPressテーマの更新手順について、初心者の方を対象に解説していきます!
この記事の内容
- 更新前の準備や確認事項
- Cyberduckでの更新手順【画像付き】
- バックアップはプラグインが便利
なお、CyberduckとFilezillaの基本的な使い方については下記で説明しています。
この記事の内容
WordPressテーマ更新前の準備
WordPressテーマをFTPソフトで更新する前に、いくつか用意しておくものや確認事項があります。
主な確認ポイントは下記の通りです。
- サーバー名(ホスト名)
- アカウント名とパスワード
- ディレクトリ名を確認
とくに「サーバー名・アカウント・パスワード」の3つが無いと接続出来ないので必ず確認と準備をしておきましょう。
ホスト名(サーバー名)
ホスト名(サーバー名)とは、簡単に言うとIPアドレスを指します。
このホスト名は、ご契約されているレンタルサーバーによって文字列が異なります。
例えば、ロリポップなら「ftp.lolipop.jp」、ConohaWINGなら「〇〇〇.conoha.ne.jp」という文字列のホスト名になります。
なお、ホスト名は各レンタルサーバーの管理画面にある、FTP情報から確認出来ます。
アカウント名とパスワード
アカウント名とパスワードは、レンタルサーバーにて設定、またはご契約後に作成されたFTPアカウント情報のこと。
サーバーに接続する際に必要になる重要な情報なので、メモを取っておくなど大事に保管しておきましょう。
なお、WordPressの導入時に設定したデータベースのパスワードとは異なるので要注意。
FTPアカウントで作成されたパスワードのみ接続可能です。
ディレクトリ名も要確認
FTPソフトで接続する前に、どのディレクトリ(場所)にアップロードするのか事前に確認しておきましょう。
ディレクトリは言い換えるとデータを格納する「フォルダ(箱)」。
このディレクトリも名称や場所がレンタルサーバーによって異なります。
一例として、ConohaWINGなら「public_html/(ドメイン名フォルダ)/アップロード場所」と決められています。
たまにある失敗例ですが、サイトのURLと混同して、場所を間違わないようご注意ください。
データのアップロード先を間違えると、当然ながらサイトには一切反映されません。
ホスト名と同様、こちらもFTPアカウント情報から確認しておきましょう。
CyberduckでのWordPressテーマ更新手順【Mac版】
ここからは本題となるWordPressテーマの更新手順を、Cyberduck【Mac版】を例に挙げて解説していきます。
主な手順は次の通りです。
- 通信モードを選択
- 必要な情報を入力
- テーマのディレクトリを表示する
- データアップロードor保存
上記はCyberduckを例にしていますが、どのFTPソフトでも操作画面が異なるだけで、基本的な手順は同じです。
なお、使用しているレンタルサーバーはConohaWINGとします。
通信モードを選択
Cyberduckのソフトを起動し、操作画面上の「新規接続」を選択します。
サーバーやユーザー名など入力画面がポップアップで表示されるので、最初に通信モード(プロトコル)を選択します。
通信モードを変えることで、接続の安全性をより高められます。
今回は FTP-SSL(Explicit AUTH TLS)を選択して接続します。
ConohaWINGのレンタルサーバーの設定で、より安全性の高いSFTP(SSHによる暗号化FTP)の選択も可能です。
ホスト名など必要な情報を入力
次にレンタルサーバーのFTP情報を元に、ホスト名(サーバー名)・ユーザー名・パスワードの3つを入力し、「接続」をクリックします。
正常に接続が完了すれば、ディレクトリが表示されます。
なお、Cyberduckの場合は一度接続すると自動で「接続履歴」として残る機能があります。
そのため、次回以降はユーザー名などの項目を入力せずに、「履歴」ボタンからそのまま接続可能です。
WordPressテーマのディレクトリを表示
接続が完了後、次にWordPressテーマを構成するファイルが入っているディレクトリへ移動します。
今回はConohaWINGのレンタルサーバーなので、「public_html」というフォルダを選択し、ドメイン名のついたフォルダを開いています。
WordPress一式のフォルダやPHPファイルが沢山表示されるので、その中にある「wp-content」のフォルダを選択します。
すると、「theme・plugins・uploads」などのフォルダが表示されるので、その中の「theme」を選択します。
選択後、WordPressのテーマ名が付いたフォルダが表示されるので、現在サイトに使っているものを選択します。
子テーマのあるWordPressテーマをお使いの場合は、データのアップロード先にご注意ください。
PHPやCSSファイルなどが表示されればOKです。
なお、ファイルの数や種類は使用中のテーマによって異なります。
必要なファイルをアップロードor保存
最後に必要なファイルをローカル環境からアップロードして更新完了です!
また、逆に現状のファイルを保存したい場合は、サーバー内のファイルを任意のフォルダにドラッグすれば簡単に保存できます。
以上がFTPソフト「Cyberduck」を使ったWordPressテーマの更新手順です。
WordPressのバックアップはプラグインで
ご覧のようにWordPressテーマはFTPソフトのみでも簡単に更新できますが、データベースへは接続不可。
その他のバックアップはプラグイン等で済ませる必要があります。
また、FTPソフトだけでライブラリの画像や動画もバックアップ可能ですが、数や容量の事を考えると手間がかかります。
そのため、データベース含めWordPress全体のバックアップを取得するならプラグインの使用がおすすめです。
FTPソフトはあくまで「WordPressテーマの更新」用のツールとして使うのが無難でしょう。
この記事のまとめ
以上、今回はCyberduckなどFTPソフトによるWordPressテーマの更新手順について解説いたしました!
FTPソフトの操作は最初はとっつき難くく感じますが、一度手順を覚えてしまえば簡単にファイルを更新出来ます。
WordPressテーマのデザインや機能を追加されたい方は、是非ご活用ください。
今後のブログ運営に少しでもお役に立てれば幸いです。