WordPress本体の最速ダウングレードはプラグインが便利【WP Downgrade】
※本ページはプロモーションが含まれています。WordPress(ワードプレス)本体のアップデートによる不具合のため、手間なくダウングレードしたい。
こんな時、WP Downgradeという無料プラグインを使えば、初心者の方でも3分程でWordPressをダウングレードできます。
そこで今回は、WP Downgradeの具体的な使い方と注意点について下記ポイントで解説していきます!
この記事の内容
- ダウングレード実行前の確認
- WP Downgradeの導入と使い方
- 自動更新の無効化方法
この記事の内容
WordPress本体のダウングレード実行前に…
本題のWordPress本体のダウングレード実行前に、まずは確認しておきたいポイントや注意点から解説していきますね。
作業前の主なポイントは次の通りです。
- WordPress本体の原因か確認
- 実行前に必ずバックアップを取得
本来WordPressのアップデートは、脆弱性対策や利便性向上のため必要不可欠な更新です。
安易にダウングレードすると逆に支障が出る場合もあるので、慎重に作業するようにしましょう!
それでは一つずつ解説していきますね。
WordPress本体の原因か改めて確認
最後に改めてWordPressの不具合の原因がアップデートによるものか確認しておきましょう。
本体のアップデート後であっても、プラグインとテーマの相性や互換性による不具合の可能性も十分あり得ます。
WordPress本体のアップデートが起因しているか、情報を調べた上で実行するのがおすすめです。
テーマの確認
ブログに不具合が発生している時は、利用中の「WordPressテーマ」を確認してみましょう。
WordPressテーマは本体と連動して更新はされないので、最新版のテーマにアップデートさせていく必要があります。
このため、とくに有料テーマなどはWordPressのアップグレードに併せて随時プログラムを更新しています。
利用中のテーマに最新版がある、またはテーマの自動更新をしていない場合、まずはテーマを更新してからサイト動作を確認しましょう。
プラグインの確認
サイトの一部に動作不良があるときは、稼働中のプラグインとの互換性もチェックしてみましょう。
プラグインが原因である場合は、アップデートや無効化で解決することもあります。
プラグインの互換性をチェックし、もし未対応の時は一度無効化してみてサイトの動作を確認して見ましょう。
実行前に必ずバックアップを取得
WordPressのバージョンを落とす前に必ずバックアップを取得しておきましょう。
ダウングレード実行後に、何かしらのエラーが原因でサイトが正常に動作しないなど稀に起こる場合もあります。
そのため、作業前にプラグイン等で最新のバックアップデータを保存しておき、もしもの時はすぐに復元できる状態にしておきましょう。
事前に動作テストを推奨【補足】
補足として、プラグインでダウングレードを実行する前に、1度ローカル環境で動作テストしておきましょう。
今回使用するWP DowngradeとWordPress本体のバージョンによって、互換性の問題で正確に動作しない可能性もあります。
そのため、ローカル環境で一度試してみてからご自身のサイトで実行してみるのもお勧めです。
WP Downgradeのインストールと使い方
ここからは本題である「WP Downgrade」のインストールと使い方について解説していきますね。
このWP Downgradeを簡単に説明すると、クリック操作と数値入力だけで指定したバージョンまでWordPress本体をダウングレードしてくれるプラグインです。
他のプラグインと同様に全て管理画面で完結する上作業も簡単で、初心者の方でも3分程度で終わりますよ!
それでは最初にWP Downgradeのインストールから説明していきます。
WP Downgradeをインストール
まずはWordPress管理画面にログインし、「プラグイン」メニューから「新規追加」を選択します。
右上の検索ボックスに、「WP Downgrade」と入力します。
すると、検索結果で「WP Downgrade Specific Core Version」という正式名称で表示されるので、こちらをインストールします。
インストールが完了したら「有効化」をクリックし、プラグインをアクティブ状態にしておきましょう。
管理画面の「設定」メニューに「WP Downgrade」が追加されているので、こちらから設定を行います。
それでは、次のステップに移りましょう。
WP Downgradeの使い方
続いて、WP Downgradeでのダウングレード方法について解説していきます。
大まかな手順は次の通りです。
- WP Downgradeを開く
- バージョンの指定
- ダウングレード内容の保存
- 本体の再インストール
- ダウングレード完了
今回は一例として、WordPress5.9.2から5.8.3へダウングレードさせています。
WP Downgradeを開く
まず、管理画面設定メニューから「WP Downgrade」を開き、現在のWordPressバージョンを確認します。
WordPressバージョンの指定
次に「ターゲットバージョン」に落としたいWordPress本体のバージョンを入力。
今回は一例として、5.8.3と入力しています。
ダウングレード内容の保存
変更を保存をクリックし、「本体(コア)アップ・ダウングレード」をクリックします。
この時点では、まだダウングレードは実行されません。
本体の再インストール
続いて、指定したバージョンのWordPressを「再インストール」します。完了するまで少し時間がかかります。
ダウングレード完了・動作確認
インストール後、WordPressの案内画面(今回は一例としてWordPress5.8.3の画面)が表示されます。
最後に、正常にダウングレード出来たか管理画面やトップページ等確認して完了です!
ダウングレード後削除しても大丈夫?
WordPress本体のダウングレードが問題なく完了できれば、基本的にWP Downgradeのプラグインは削除しても問題ありません。
ただし、プラグインを削除すると本体の自動更新の機能が復活してしまいます。
そのため、自動更新を停止しておくにはプラグインを有効化しておくか、後ほど解説する自動更新無効化の設定を済ませる必要があるのです。
WordPressの自動更新を無効化する
WordPress本体の自動更新は、「wp-config.php」のファイルにコードを追加する事で無効化出来ます。
とくに難しいコードを記述する必要はなく、下記の1行を追加するだけでOKです!
define( 'AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED', true );
こちらのコードを追加すれば、WordPress本体、及びプラグインの自動更新が停止状態となります。
また、wp-config.phpはWordPressの根幹を担う重量なPHPファイルなので、誤ってコードを削除したり記述漏れがあるとサイト全体に影響してしまいます。
簡単なコードですが、変更する際は十分注意してくださいね。
この記事のまとめ
以上、今回はWordPressのダウングレードに便利な「WP Downgrade」の使い方や注意点について解説いたしました。
長期間WordPressでブログ運営していると、今回のようなダウングレード作業が必要になる場面に出会すこともあります。
現に私もWordPress5.9に更新させたとき、サムネイル画像のリサイズに不具合が発生し非常に焦りました^^;
もし、WordPressの更新でテーマやプラグインが上手く動作しない方は、本体のダウングレードも視野に入れて貰えればと思います。